LISMO(au LISTEN MOBILE SERVICE)はauが全てのWIN端末で提供する携帯を本格的な音楽プレーヤーに変えるサービスです。どこまで実用的に使えるのか、それに不満はないのかなどを書いていきます。
LISMO自体は複数のソフトや音楽配信サービスの統一名称のようなものです。わかりやすくAppleのiPodとの相関関係で表すと以下のようになります。
- iTunes - au Music Port
- iPod - au Music Player
- iTunes Music Store(iTMS)- DUOMUSIC STORE
「リッピング以外に取り込む方法がない」
携帯に取り込む方法はau Music PortでCDを取り込む以外に方法はありません。mp3やAACでファイルを持っていたとしても携帯に直接転送することはできません。しかし、この点を改善する前に使い勝手を改善すべきです。
「取り込んだファイルは着信音に設定できない」
着うたを購入した場合にはそれを着信音やアラームの音などに登録できますが、取り込んだものは登録できません。これほど良いサービスを提供したにも関わらず、こんなことして残念でなりません。
「着うたフルと同等の音質」
フォーマットはHE-AAC(AAC+、aacPlus)の48kbpsです。AACにmp3PROで採用されていたSBR技術を取り入れたものです。着うたフルと同じ形式です。
移動時には雑音もあるわけですから、満足できるレベルだと思います。
「操作性」
W41CAではビュースタイルのときにはサイドキーが片側に集中するような設計となっているので、au Music Playerのほぼ全ての操作ができるのは便利です。しかし、表示方法が1曲だけで詳細を表示するものとプレイリストを表示する2種類の表示があるのですが、表示方法により操作が異なるのはわかりにくく感じます。
初期状態でプレイリストには「トップ20」や「トップレート」、「最近聴いた曲」のようなダイナミックプレイリスト(iTunesのスマートプレイリストと同じもの)があるのは便利です。
「ながら聞きが可能になるBMG機能は優秀」
au Music Playerは他の操作をしながら操作が音楽を聴けるBMG機能が非常に優秀です。カメラやアプリなど(miniSDに保存した音楽の場合にはminiSDへのアクセス)の場合はその使用中のみ一時停止となり、終われば解除されるようになっています。
だから、メールを打ちながらとかEZウェブを見ながら音楽を聴くことが可能です。BMGに移行中の音楽の停止するには終話ボタンを押せば停止します。
「タグなどはまだまだ改善が必要な点」
ジャンルが「Japanese Pop」など最初から登録されていないものにしているとアーティストやアルバムが表示されない。また、PC側では作曲者や作詞者などいろいろな情報を入力できますが、携帯では詳細表示しても表示されません。
データフォルダからみるとファイルの名前がTRUCK001などわかりにくく、これは「アーティスト - タイトル」となるべきでしょう。また、データフォルダからminiSDなどへ移動すると再生情報が破棄されてしまうのも改善してほしいと思います。
「再生中にライブラリにアクセスができない」
曲を再生中だとライブラリにアクセスが不可能になります。この手順は直感的ではないと思います。
通常の状態だと
au Music Player→ライブラリ→
- プレイリスト
- アーティスト一覧
- 全曲一覧
- フォトアルバム
となるのだが、再生中だと
au Music Player→ライブラリ→再生中の曲
となってしまう。これは以下のように改善するのが望ましいと思う。
au Music Player→
- Now Playing→再生中の曲
- ライブラリ→プレイリストなど
「au Music Portが足を引っ張る」
au Music Portは問題の多いソフトだと思う。だいたいデザイン重視ではわかりにくい。見ただけでタブかメニューなのか判別するのはわからない。もっとWindowsのソフトの流儀に従うべき。
また、スケジュール(MySync Suiteがベースの部分)との統合がうまくいっていない。システム設定とは違う場所に,それもファイルに設定があるのは変だ。少なくとも設定の部分と並べるぐらいしてもらいたい。

au Music Portは非常に起動に時間がかかるソフトである。軽くなるようにすべきだ。
転送中の操作が80%などの表示のみで何をしているのかわからないことも改善すべき。
ここは初心者にも使いやすいということの考えを隠すことだと考えているのではないかと感じる。
まとめ
持っているCDの音源を聴けるようになったことは非常に面白い。もちろん専門のウォークマンやiPodに勝てるものではないが、短時間しか聞かない場合などは携帯で十分なのではないかと思うぐらいのレベルであると思う。また、実際に使うならminiSDカードで256MB以上は追加で必要となります。
いきなりこれほどのサービスをはじめたことにauのやる気を感じます。使い勝手に関してもまあまあだと思います。評価はしますが継続的な改善は必要です。