メモリースティックや SD メモリーカードは他の 64MB などのカードとは違うものである。それは暗号化や多目的な使い方が使えるからだ。例えば SD カードでは無線 LAN や Bluetooth が出来る機能があるものが売っていたりする。パソコンでいう PCI などの拡張カードのような使い方が出来る。それに暗号化できるので音楽や映像を保存する用途に使える可能性があるのだ。
Panasonic と SONY というのは伝統的に争ってきた相手である。その二つがこの分野では争っている。SONY がメモリースティックという細長いカードのようなもので、Panasonic が SD メモリーカードである。
その二つはどちらが勝かは五分五分ではないように思える。SD メモリーカードが勝ちそうなのである。後出しだった SD メモリーカードはその不利な点からライセンス料が無償という方法をとった。不利というのはどちらのカードにも相互関係がないためにスロットやカードが売れてしまえばそれで勝ちなのである。メモリースティックは SD メモリーカードが出した時点で自社製品ではもう載っている状態だったために戦略上不利とは言えなかった。

しかし、その少し後ぐらいからメモリースティックの迷走ははじまったのだSD メモリーカードはメモリースティックよりも小さかった。だからメモリースティックも小型バージョンを出そうと考えた。それが「MemoryStick Duo」であった。その小型かは携帯などに現在のように装備されることが予想されていたから当然の戦略だった。
しかし、SD メモリーカードの容量の増加は順調とは言えませんが進みました。だから、128MB の後には 256MB が出ました。しかし、メモリースティックはいつまで経っても 128MB より大きい容量のものは出ませんでした。だから、主戦場であるデジカメなどの市場では複数のメモリースティックの購入を強いられるので購入の選択肢として選ばれなかったこともあったと思います。
それはどうしてか?簡単な回答でした。通常のメモリースティックは 128MB 以上の容量のものは読めない仕様だったのです。その時点で疑問です。最初から予想できた事態では?と私は思えたのです。
その解決方法として「MemoryStick PRO」を出すことになったのです。上記のことがあったから今までのメモリースティック スロットでは読めないということになったのです。最初に書いた先行していたアドバンテージが失ったことを意味しました。
SONY もダメだと思ったのか、ユーザーを救う方法として「メモリーセレクト機能」というのが出ました。後ろにある切り替えスイッチでAとB二つのメモリースティックを切り替えられるのです。こんなのって意味があるのでしょうか?二枚持つ手間はないですが、切り替える手間があるのだから… 得したのはメモリースティック一枚分である4gだけでしょう。

「PRO」はユーザーの怒りを買いました。だって SONY を信じて先行投資してきた人を裏切ったのですから…でも、ここでまた同じ事態が起こりました。初代のメモリースティックを小型化した「Duo」も同じ事態に陥ったのです。それが「MemoryStick PRO Duo」です。もともと小型化しただけのものですから当然なのですが… その上、SD メモリーカードには更に小型化した「miniSDカード」が登場したのです。
まだ書いていなかったのですが、メモリースティックには著作権保護するシステムである MagicGate があるなしが PRO 以外にはありますので、ラインナップは2倍になります。SD メモリーカードは全てのカードが SDMI という暗号化に対応しています。
ここまで書いてきて私はもう SONY には勝ち目がないのではないかと思います。ライナップは本当に複雑なのです。あれをすぐに分かれというのは酷なような気がします。その上、SD メモリーカードは SDIO カードという画像を保存する以外の無線 LAN や Bluetooth などの拡張カードのようなものが実際販売されています。メモリースティックも展示会などではよくモックがあるのですが、実際はあまり販売されていないのが現状です。